tsshareのブログ

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不倫報道から見る・・・・・・日本人って変態だな

 

不倫報道から見る  日本人って変態だな

 

 

衆院選に突入し、流石に不倫報道は無くなった。きっと、選挙が終わって落ち着けば、また誰かの不倫報道が流されるのだろうけど・・・。

 

不倫報道時は、代議士であれば議員辞職が叫ばれ、芸能人であれば、番組の降板が用供される一方、不倫は違法ではないのだから関係者(伴侶や家族)と話し合えばよい問題で、大騒ぎする必要はないとの意見もある。

不倫は、刑法には抵触はしないが、民法では不貞行為に該当する。違法行為ではない、と公器であるテレビ等で言うのはどうであろう。f:id:tsshare:20171012143218j:plain

 

しかし、この場で言いたい事は、不倫行為の良しあしではない。もちろん、不倫行為を持って、変態だと言うつもりもない。

 

おかしいなと思うのは、テレビ等での彼(彼女)らのコメントであり、その状況である。

 

不倫疑惑を持たれた議員や芸能人は、ホテルでともに一夜を過ごしたところまでは抑えられているのだが、もちろん扉の向こうで何が行われたかは、当然当事者にしかわからない事である。

この状況で、当事者の方々はテレビカメラの前でこう言う。

 

「今回の軽はずみな行為で、関係者(有権者やファン)やスタッフや支持者の方々に迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。しかし、私たちは一線を越えていません」

 

この状況は、ツッコミどころが満載である。

 

まず、その一つは、当時者の方々は共にホテルで時間を過ごしたことを認めながら、扉の向こうでは一線を越えていないと言いきれば、自分達は不貞行為は働いていないと社会的に認められると考えることがおかしい。

当事者にすれば、証拠は何もないでしょう と言う事であろう。舛添前都知事ではないが、限りなく黒に近くてもグレーであると言い逃れるようなことである。

 

二つ目は、当事者が、テレビカメラを通して国民に「私はやってません」 と宣言するその状況である。こんな会見は世界でもあるのだろうか。日本だけの状況では無いだろうか。

議員や芸能人が、自らやってないと言う状況は、ある意味非常にシュールでもある。

不倫行為とは、やったかやっていないかの一点に収斂させるこの価値観はどうであろう。

愛や恋と言って恋愛感情ではなく、ともに一夜を共にしたという時間の共有でもなく、ただやったかどうかを本質として語られる行為は正常なのであろうか。

道徳や社会常識などの観点から見て、正しいのだろうか。

 

テレビカメラを前にして

 

「私はやっていません」

 

この国は、つくづく変態だと思う。